月別アーカイブ: 2013年9月

リーガアデランテ第7節 CEサバデル vs R ハエンの試合結果

9月28日(土) 18時:スペイン時間にサバデルのホームで第7節 CEサバデル vs Rハエン が開催されました。マッチレポートはマコトコーチに譲るとして(こちらを)、こちらは番外編な感じで。まず、このゲームで良かったのは

(1)ゲームを支配しながら、3-0で勝てたこと。ここまでは、リーグ戦で勝ち星がひろえず、このまま永遠に負け続けるのでは?という不安にさえ駆られました。

CES - RJ 13試合開始前の追い込まれているハビ監督とオルモヘッドコーチです。

(2)夏の移籍で、最後に獲得したタムードがフル出場して、2得点したこと。35歳という年齢のために、本当に動けるようにコンディションがあがるのか?という不安を取り除いてくれた1試合でした。

CES - RJ 16 CES - RJ 1 CES - RJ 18(3)キャプテン:アントニオが怪我から戦線に復帰したこと。チームの精神的支柱であるアントニオがピッチの上にいるといないとでは大違い。苦しい状況での、アントニオの存在は、チームに大きな力を与えることになります。CES - RJ 25これで、勝ち点3を積み重ねて、サバデルは第7節を終了して、16位から10位に浮上。

まぁ、まだリーグの序盤なので、順位を気にしてはいけないのですが、やはり16位よりは10位のほうが全然いいです。先週は(16位のときは)、「42節中、6節はたった14.2%の試合を終えたに過ぎない。ゴルフに言い換えれば、18ホール中、2.5ホール分しかない。 2ホールや3ホールのスコアでクヨクヨしていてもしかたない。ゴルフはあがってなんぼ。リーグ戦も同じ」となんど、自分に言い聞かせたことでしょう。

第7節を終えて10位に浮上すると、「上がってなんぼ」の気持ちから、「次から連勝だ!!」に代わっているところが人間の気持ちって怖いですね・・・

まぁ、でも、これからドンドンよくなるはず・・・と、固く信じて。

がんばれ! サバデル!!

おまけ・・・ 試合前のハビ監督の表情と、試合後の記者会見の表情を比べてみてください。冷静を装ってスマしてみても、随分、ホッとした顔していませんか!?CES - RJ 12

日本人初!! レアルカンテラに入団へ

2012年夏のレアルキャンプに参加して優秀選手に選抜された中井卓大くん(ピピ)が、「レアルマドリードのカンテラ入団」にあと一歩まで近づいています。最終テストに合格すれば、日本人で初めてレアルマドリードと契約して、入団することになります。

FCバルセロナのカンテラに久保健英くんがいますが、ピピがレアルと契約すれば、スペイン2大クラブであるバルサ、レアルのそれぞれのカンテラに日本人選手が在籍することになります。

ピピがカンテラ入団への最終テストまで残っていった経緯は

① レアルキャンプに参加して優秀選手に選抜される

② サバデルでの育成トレーニングとMIC(地中海国際サッカー大会)でスペインの各チームのスカウト達から評価をしてもらう

 チャレンジキャンプ in スペインで、レアルカンテラ監督、コーチにトレーニングと試合を通じて評価してもらう

④ 最終試験であるカンテラチームに合流して、カンテラの一員として練習、及び練習試合でのパフォーマンス評価

あっという間の1年でした。2012年夏のレアルキャンプに参加したときはこんな風に子供っぽいピピ(前列右から3番目)

P8294434

 

P8284327P8294372P8294373

そして、2013年春のサバデルでのトレーニングとMICでの国際試合経験

StadiumPIPI

America8コートジボアール14

そして、レアルマドリード専用練習場で行われた「チャレンジキャンプ in スペイン」でのトレーニングと評価の様子

Training game junior19Training day2-19

この半年後、バルデビバに戻ったピピは対戦相手だったカンテラのユニフォームで、背番号9を背負って、最終選考にのぞんでいます!! なんだか、とても凛々しいピピ。

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こうして1年見てくると、子供子供したピピからすこし成長したピピが垣間見えます。この1年、たくさんの経験から学び、しっかりと準備をして、必要なことを身に着けて最終選考に望んだピピ。その最終選考もあとすこしで終わります。努力の先には、必ず道が開けます。最後の最後まで、できることを精一杯がんばって、ピピのいいところをスカウト達にアピールしてください。

夢の扉が一つ開こうとしていますよ!!

スペイン留学をさせている親御さんからの話

先日、スペインに子供をサッカー留学させている親御さんとゆっくりお話しさせていただく機会がありました。ちなみにAさんとさせていただきます。

Aさんが子供をスペイン留学に出して、一番困っておられたのは、情報がないこと。

スペインに留学させるにあたり、様々な公的な手続きが必要になります。例えば、日本でスペイン大使館にいって日本国に居住する誰々さんの息子である証明を得たり、スペインに滞在するための学生VISAを得たり、はたまた、スペインでの身元引受人を公的に登録するためにスペインの公証役場に行って証明書を作成したり、学校の入学手続きを行ったり、そして、スペインサッカー協会に選手登録したり等々。

どれも、スペイン語で書類が準備されて、スペイン語で話され、スペイン流に物事が進みます。

どういう意味かというとちゃんとした説明がなく、「いいから、いいから、任せとけ」、「やっぱり駄目だった、この書類が必要」なんていうやりとりがしょっちゅう行われます。ラテン系の特徴と諦めるしかないのか、と思いがちですが、なんと、それに関わる日本人コーディネーターや日本人代理人と言われる人々もそういう人が多いのが現実・・・  本当に、ご苦労お察しします。

そういう話を聞いて、ふっと思ったのが、やはり、スペイン人も、サッカーに関わる日本人コーディネーターも、日本で仕事をした社会人経験がないので、日本人が一般的にサービスとしてあたりまえと期待するレベルが理解できていないことが原因ではないかと。

お金をいただいて、代償としてなんらかのサービスを提供するに当たり、ある程度の期待値に沿ったサービスを提供するのは一般社会人としては当たり前のこと。ただ、そこには、日本人の常識があり、そして、むこうにはむこうの常識があり、そのギャップがある。

日本人コーディネータや代理人と言われる方々の言い分も勿論あるとは思います。ただ、市場として、あまり競争がなく、ユーザー側からみると、「他にあてがない」、「他にいってもあまり変わらない」という状況では、どうしてもサービスレベルの向上は望めないのも事実です。

Aさんのお話を聞いて、なおさら、我々が日本人の一般的なサービスレベルを満たすサービスを確立して、スペインを目指す子供達ができるだけ簡単に、そして本物にアクセスできる環境を整えることが、日本サッカーの発展につながると信じて、がんばりたいと思います。

そして、昨日から、短期(2週間)でサバデルで留学を体験してくれている子供がいます。彼の様子についても、追ってご紹介していければと思っています。

 

 

ハイライト映像について

過去5節に渡って、ご紹介していたサバデル2013-14シーズンのゲームのハイライト映像(ASやMARCAといったスペインのスポーツ情報サイトより)ですが、パソコンで閲覧できない状態になりました。

調べてみると、放映権の問題で日本からのアクセスについてはブロックされることになってしまったようです。唯一、サバデルのゲームを垣間見られる方法だったので残念ですが、決められたルールなので仕方ありません。

でも、サバデル以外のゲームは見ることができるで、それほど、日本からのアクセスがサバデルのゲームに集中してブロックされることになったのか、どうなのか・・・  もし、そうなら、残念な反面、それだけサバデルのゲームを観たいと思ってくださる人がいるということで、少し嬉しかったりしますが・・・

引き続き、日本のサバデルを応援して下さる皆様のために、日本でなんとかゲームをみる方法がないか、各方面と交渉していきたいと思います。

今後とも、サバデルの応援をよろしくお願い致します。

 

 

 

第6節 ヌマンシア vs CEサバデルの結果

2013年9月21日(土)18時:スペイン時間、22日(日)1時:日本時間に第6節 ヌマンシア vs CEサバデルがアウェイで開催されました。

ヌマンシアのホームスタジアムの入口からスタジアムに入っていくところと、アップにでてくる様子です。

CDN-CES 16CDN-CES 23試合前の監督スタッフが話しているところとアップです。CDN-CES 10CDN-CES 14CDN-CES 20CDN-CES 12

試合開始前にピッチに向かい、集合写真を撮影しました。

CDN-CES 26CDN-CES 22CDN-CES 24

試合が始まって早々、激しい攻防が行われました。 CDN - CES 4しかし残念ながら、開始4分、ヌマンシアの攻撃陣に左サイドからサバデルゴールを割られてしまい、0-1の劣勢のまま試合が展開されました。CDN - CES 9

この1点を追って、サバデルは気を取り直し、何度も猛攻を仕掛けます。

CDN - CES 7CDN-CES 27CDN - CES 3

そして、ついに前半終了の直後、ガトーがペナルティキックのチャンスを得て、しっかり決めて同点とします。

CDN - CES 51-1の同点で前半を終え、後半戦が始まりました。後半開始20分を超えたあたりで、クリスチャンがイエローカードを受けて、累積のレッドカードとなり退場となってしまいます。

その直後、一人少ないサバデルのディフェンスをヌマンシアがセットプレーから破り、2-1と再び先行されてしまいます。キーパーのナウセッツもセットプレーに加わりながら、なんとか追加点を得ようと攻撃するサバデルですがCDN - CES 6ゲーム終了直前、前回のカップ戦のように、攻め上がっているところをヌマンシアの攻撃陣にカウンターを決められる結果になり、1-3と敗戦してしまいました。

追いついてから再び引き離される展開で、とても残念ですが、また、次の試合に修正して頑張ってもらいたいと思います。

なかなか勝ち点を続けるのは難しいですね・・・ スペイン2部は簡単ではありません。

でも・・・

まだまだ~~ 頑張れ! サバデル!!